アクシアZeroシリーズ

アクシアZero3

シリコロイXVI鋼の
高硬度と高耐食に加え、
高強度・高耐力のバランスに優れた
析出硬化系ステンレス

アクシアZero3の特徴

  • 高強度
  • 高耐力
  • 耐熱性
  • 耐食性
  • 耐摩耗性
  • 高硬度
  • 耐焼付き性
アクシアZero3は、オーステナイト系相当の高耐食性、シリコロイXVI鋼の高硬度と高耐食に加え、高強度・高耐力のバランスに優れた析出硬化系ステンレスです。
  1. 高硬度・高耐食性

    極低炭素+高Siの硬質金属間化合物の析出により実現

  2. 高強度・高耐力

    高強度を活かした高機能部品の開発や製品の軽量・小型化が可能

  3. 低熱処理寸法変化

    低温での時効硬化処理により高硬度化を実現、焼入鋼の課題を解決

  4. 熱処理設計の自由度

    硬度の微調整が容易に可能

Shape

形状

鍛造材・圧延丸棒材

アクシアZero3は従来のシリコロイXVI鋼の高硬度と高耐食に加え、高強度・高耐力のバランスに優れた析出硬化系ステンレスです。高ケイ素・極低炭素の成分系に加え、硬質な金属間化合物を析出、さらに金属間化合物の微調整をすることで新素材が誕生しました。

アクシアZero3の形状例
01 Forging Round Bar
アクシアZero3で制作した丸棒
鍛造丸棒
鍛造後の丸棒材、ビレットから再鍛造して製造します。
丸棒サイズはご希望の形状に合わせて、少量多品種でご対応致します。
02 Forging Round Bar
アクシアZero3で制作した丸棒
鍛造丸棒
鍛造後の丸棒材の黒皮を旋盤で加工した状態です。
ご希望に合わせた加工品でご提供いたします。
03 Forging Flat Bar
アクシアZero3で制作したフラットバー
鍛造フラットバー
鍛造後のフラットバー、ビレットから再鍛造して製造します。
角材のサイズはご希望の形状に合わせて、少量多品種でご対応致します。
04 Forging Flat Bar
アクシアZero3で制作したフラットバー
鍛造フラットバー
鍛造後のフラットバーをフライス、研削加工した製品です。
ご希望に合わせた加工品でご提供いたします。
05 Forging Flat Bar
アクシアZero3で制作したフラットバー
鍛造フラットバー
長尺品の鍛造フラットバーをフライス加工した製品です。
固溶化熱処理後、矯正加工を実施して精度を調整いたします。
ご希望に合わせた加工品でご提供いたします。
06-1 Rolled round bar
アクシアZero3で制作したフラットバー
圧延丸棒
圧延丸棒の外観になります。
基本的に受注生産になり、ご希望の形状に合わせての製造が可能です。
(形状および数量についてはご相談)
06-2 Rolled round bar
アクシアZero3で制作したフラットバー
圧延丸棒
圧延丸棒の外観になります。
基本的に受注生産になり、ご希望の形状に合わせての製造が可能です。
(形状および数量についてはご相談)
07 Billet
アクシアZero3で制作したフラットバー
ビレット
ビレットの外観になります。
各鋼種の成分に調整した角柱状の中間製品で、本素材を再鍛造して鍛造丸棒、フラットバー、圧延丸棒などを製造します。
顕微鏡組織
(SEM)

析出硬化処理で硬質な金属間化合物を析出させることで、高硬度・耐摩耗性が向上します。
しかしながら従来鋼は引張強度および耐力が低下するという課題がありました。
新たな成分設計により、金属間化合物を微細・分散化させることに成功。
新素材は高硬度・耐摩耗性に加え、引張強度および耐力が向上しました。

代替テキストを入力する
AXSIA-Zero3(1000倍) *AXSIA-Zero3 は金属間化合物を微細・分散化
シリコロイXVIと比較して粗大な金属間化合物を低減

シリコロイXVIと比較して直径約3μm以上の粗大な金属間化合物を約1/4に低減することで、高強度化を実現しています。

Silicolloy XVI(従来鋼、5000倍)
Silicolloy XVI(従来鋼、5000倍)
AXSIA-Zero3(5000倍)
AXSIA-Zero3(5000倍)
Mechanical Properties

機械的性質

機械的性質の一例

AXSIA-Zero3は56-58HRCという非常に高い硬度とオーステナイト系ステンレスに匹敵する高い耐食性、さらに2000 MPa級の高強度を示します。約480℃で析出硬化処理を行うことでこの硬度を得られるため、熱処理時の歪みや寸法変化が小さく、焼入れに伴う諸問題も低減できます。

AXSIA-Zero3は2000MPa級の高強度を実現

アクシアZero3 機械的性質の一例

  • 耐力:≧2000MPa、伸び:≧1%、硬度:≧55HRC、塩水噴霧試験:48hourで発錆なし~微少錆発生レベル
  • 耐力:≧1700MPa、伸び:≧2~5%、硬度:≧50HRC、塩水噴霧試験:48hourで発錆なし~微少錆発生レベル
アクシアZero3 機械的性質の一例(表)
No 材質 製法 熱処理記号 熱処理 引張強さ(MPa) 耐力(MPa) 伸び(%) 絞り(%) 硬度 密度
(g/㎤)
比強度
(引張強さ÷密度)
(kN・m/kg )
HRC HV
固溶化
熱処理
時効硬化
熱処理
試験力:500g 試験力:100g
01 AXSIA-Zero3 鍛造丸棒(φ20) ST 1050℃×1hr/WQ - 1304 961 13.8 48.1 41.1 403.2 447.7 7.7 169.4
02 DAG 1050℃×1hr/WQ 200℃×2hr+460℃×12hr/AC 2089 2076 1.3 0.9 58.7 699.4 777.6 7.7 271.3
03 AG480 1050℃×1hr/WQ 480℃×8hr/AC 2144 2052 1.8 0.8 58.0 685.3 761.1 7.7 278.4
04 AG500 1050℃×1hr/WQ 500℃×8hr/AC 2093 2017 1.7 0.5 57.4 673.3 751.9 7.7 271.8
05 AG520 1050℃×1hr/WQ 520℃×8hr/AC 1973 1885 6.7 9.2 55.9 633.8 715.8 7.7 256.2
06 AG550 1050℃×1hr/WQ 550×8hr/AC 1781 1700 8.7 16.2 53.0 581.5 633.7 7.7 231.3
07 圧延丸棒(φ30) ST 1050℃×1hr/WQ - 1322 1186 13.5 41.1 41.2 未測定 未測定 7.7 171.7
08 DAG 1050℃×1hr/WQ 200℃×2hr+460℃×12hr/AC 2067 1855 0.0 0.0 58.8 未測定 未測定 7.7 268.4
09 AG480 1050℃×1hr/WQ 480℃×8hr/AC 2214 2090 1.6 0.1 58.3 未測定 未測定 7.7 287.5
10 AG550 1050℃×1hr/WQ 550℃×8hr/AC 1807 1776 10.9 18.2 52.5 未測定 未測定 7.7 234.7
  • 本資料に掲載された技術情報は、シリコロイやステンレス等の一般的な諸特性を説明するためのものであり、何ら保証するものではありません。
  • 材料や熱処理の差異、試験装置、試験条件、試験環境等によって記載された内容と異なることがありますので、予めご了承下さい。

機械的性質の一例(比較例)

機械的性質の一例(比較例)(表)
No 材質 製法 熱処理記号 熱処理 引張強さ(MPa) 耐力(MPa) 伸び(%) 絞り(%) 硬度 密度
(g/㎤)
比強度
(引張強さ÷密度)
(kN・m/kg )
HRC HV
固溶化熱処理 時効硬化熱処理 試験力:500g 試験力:100g
11 Silicolloy XVI 鍛造丸棒(φ20) DAG 1050℃×1hr/WQ 200℃×2hr+460℃×12hr/AC 1827 - 0.9 0.6 57.5 664.2 728.5 7.7 237.3
12 AG520 1050℃×1hr/WQ 520℃×8hr/AC 1936 1840 4.3 10.6 54.2 601.2 693.5 7.7 251.4
13 圧延丸棒(φ28) ST 1050℃×1hr/WQ 1152 911 8.0 49.2 37.4 未測定 未測定 7.7 149.6
14 LAG320 1050℃×1hr/WQ 320℃×3hr/AC 1345 1182 10.1 44.7 44.3 未測定 未測定 7.7 174.7
15 LAG350 1050℃×1hr/WQ 350℃×3hr/AC 1523 1368 1.8 1.3 47.0 未測定 未測定 7.7 197.8
16 LAG380 1050℃×1hr/WQ 380℃×3hr/AC 1511 1412 1.0 0.4 50.7 未測定 未測定 7.7 196.2
17 AG460 1050℃×1hr/WQ 460℃×12hr/AC 1292 - 0.8 0.0 57.4 未測定 未測定 7.7 167.8
18 DAG 1050℃×1hr/WQ 200℃×2hr+460℃×12hr/AC 1320 - 0.8 0.0 57.6 未測定 未測定 7.7 171.4
19 AG480 1050℃×1hr/WQ 480℃×8hr/AC 1378 1317 0.7 0.0 56.8 未測定 未測定 7.7 179.0
20 AG500 1050℃×1hr/WQ 500℃×8hr/AC 1444 - 1.4 0.0 56.1 未測定 未測定 7.7 187.5
21 AG520 1050℃×1hr/WQ 520℃×8hr/AC 1685 - 1.3 0.0 54.5 未測定 未測定 7.7 218.8
22 AG550 1050℃×1hr/WQ 550℃×6hr/AC 1700 1622 5.6 1.3 51.2 未測定 未測定 7.7 220.8
23 AG580 1050℃×1hr/WQ 580℃×6hr/AC 1551 1458 9.5 29.8 48.0 未測定 未測定 7.7 201.4
24 AG650 1050℃×1hr/WQ 650℃×6hr/AC 1237 849 15.8 34.5 38.7 未測定 未測定 7.7 160.6
25 AG700 1050℃×1hr/WQ 700℃×6hr/AC 1183 988 9.2 42.0 39.3 未測定 未測定 7.7 153.6
26 Silicolloy A2 圧延丸棒(φ30) ST 1050℃/WQ 1100 974 10.2 64.4 35.0 未測定 未測定 7.6 144.7
27 圧延丸棒(φ30) AG380 1050℃/WQ 380℃×3hr/AC 1267 1141 10.9 48.6 43.4 未測定 未測定 7.6 166.7
28 圧延丸棒(φ30) AG480 1050℃/WQ 480℃×8hr/AC 1686 1506 1.8 0.9 51.0 未測定 未測定 7.6 221.8
29 圧延丸棒(φ30) AG520 1050℃/WQ 520℃×8hr/AC 1531 1479 7.8 34.4 47.6 未測定 未測定 7.6 201.4
30 圧延丸棒(φ30) AG550 1050℃/WQ 550℃×8hr/AC 1369 1331 11.4 37.2 44.8 未測定 未測定 7.6 180.1
31 圧延丸棒(φ30) AG580 1050℃/WQ 580℃×8hr/AC 1239 1191 12.4 38.8 41.1 未測定 未測定 7.6 163.0
32 SUS630 圧延丸棒(φ25) H900 1020℃/AC 480℃×3hr/AC 1336 1298 12.0 59.0 43.9 未測定 未測定 7.8 171.3
33 マルエージング鋼 鍛造丸棒(φ32) ST 850℃/AC 1077 1002 10.2 68.2 33.2 未測定 未測定 8.0 134.6
34 鍛造丸棒(φ32) AG480 850℃/AC 480℃/AC 1984 1897 11.0 54.0 53.0 未測定 未測定 8.0 248.0
34 鍛造丸棒(φ32) AG480 850℃/AC 480℃×4hr/AC 2029 1692 5.7 50.8 54.2 未測定 未測定 8.0 253.6
35 鍛造丸棒(φ32) AG550 850℃/AC 550℃×6hr/AC 1705 1566 10.0 46.4 50.4 未測定 未測定 8.0 213.1
36 SUS420J2 圧延丸棒(φ25) HQT-L 1025℃×100min/GC 190℃×120min/AC 2回 1890 1148 4.8 5.3 52.7 未測定 未測定 7.8 242.3
37 圧延丸棒(φ25) HQT-H 1025℃×100min/GC 530℃×120min/AC,520℃×120min/AC 1723 1525 2.5 1.8 51.6 未測定 未測定 7.8 220.9
38 SUS440C 圧延丸棒(φ25) HQT-L 1025℃×100min/GC 190℃×120min/AC 2回 1853 1428 1.5 0.4 57.7 未測定 未測定 7.8 237.6
39 圧延丸棒(φ25) HQT-H 1025℃×100min/GC 500℃×120min/AC,480℃×120min/AC 1944 1622 0.6 0.0 57.7 未測定 未測定 7.8 249.2
40 SKD11 圧延丸棒(φ25) HQT-L 1025℃×100min/GC 190℃×120min/AC 2回 1716 1524 1.0 0.0 60.7 未測定 未測定 7.8 220.0
41 圧延丸棒(φ25) HQT-H 1025℃×100min/GC 530℃×120min/AC,520℃×120min/AC 2109 - 1.4 0.0 57.7 未測定 未測定 7.8 270.4
42 S32750 (スーパー2相) 圧延丸棒(φ25) ST 1119℃×115s/W 854 649 40.6 49.3 24.3 未測定 未測定 7.8 109.5
43 Silicolloy B2 (2相) 鍛造丸棒(φ25) ST 1050℃/WQ 765 563 35.3 71.1 25.1 未測定 未測定 7.6 100.7
44 Silicolloy D 圧延丸棒(φ30) ST 1050℃/WQ 701 310 73.0 80.9 2.7 未測定 未測定 7.7 91.0
45 SUS304 圧延丸棒(φ25) ST 1050℃×40min/WQ 657 366 52.0 73.0 未測定 247.0 未測定 8.0 82.1
46 SUS316L 圧延丸棒(φ28) ST 1080℃/WQ 538 228 59.0 78.0 未測定 176.0 未測定 8.0 67.3
47 チタン(2種 TB 340) 圧延丸棒(φ28) 463 317 28.0 51.0 未測定 165.0 未測定 4.54 102.0
48 チタン合金(60種 Ti-6Al-4V) ≧895 ≧825 ≧10 ≧25 ≧110HBW 4.43 ≧202.0
49 A7075(超々ジュラルミン) T6 ≧560 ≧500 ≧7 ≧6 2.8 ≧200.0
50 マグネシウム合金(AZ31B) ≧240 ≧150 ≧10 1.78 ≧134.8
  • 本資料に掲載された技術情報は、シリコロイやステンレス等の一般的な諸特性を説明するためのものであり、何ら保証するものではありません。
  • 材料や熱処理の差異、試験装置、試験条件、試験環境等によって記載された内容と異なることがありますので、予めご了承下さい。
グラフの使用方法について

このページのグラフはデータの表示・非表示や、マウスを合わせた点の値を表示することができます。
熱処理条件による機械的性質の変化や、腐食減量の比較にお役立てください。

  • グラフ上部の凡例やグラフ上の線や帯にマウスを合わせると合わせたデータ系列以外の色が薄くなり、データが見やすくなります。
  • グラフ上の線や帯にマウスを合わせると、数値が表示されます。
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Age Hardening Curve

時効硬化曲線

熱処理条件の調整で
硬度・機械的性質を
微調整

熱処理温度は約460~480℃で硬度はピークに達します。熱処理条件を微調整することで硬度や伸びなどの機械的性質を調整するなど、熱処理設計の自由度が高いことも特長です。

  • 本資料に掲載された技術情報は、シリコロイやステンレス等の一般的な諸特性を説明するためのものであり、何ら保証するものではありません。
  • 材料や熱処理の差異、試験装置、試験条件、試験環境等によって記載された内容と異なることがありますので、予めご了承下さい。
  • 本資料に掲載された技術情報は、シリコロイやステンレス等の一般的な諸特性を説明するためのものであり、何ら保証するものではありません。
  • 材料や熱処理の差異、試験装置、試験条件、試験環境等によって記載された内容と異なることがありますので、予めご了承下さい。
Corrosion Resistance

耐食性

塩水噴霧試験の一例

35℃人工海水を噴霧しても顕著な腐食生成物は観察されず、オーステナイト系SUS316L相当以上の耐食性能を示します。

JIS Z 2371に準拠した塩水噴霧試験
試験液組成
5%NaCl、試験液pH:6.5~7.2(中性)
試験槽温度
35±1℃
積算時間
アクシアZero3:96hour、比較材:240hour
AXSIA-Zero3 は56-58HRC 相当の高硬度と
オーステナイト系相当の耐食性を有しています
塩水噴霧試験の一例
材質 AXSIA-Zero3 Silicolloy XVI SUS304 SUS630 SUS420J2 SUS440C
試験後の外観 アクシアZero3試験後の外観 silicolloy xvi試験後の外観 sus304試験後の外観 sus630試験後の外観 sus420j2試験後の外観 sus440c試験後の外観
試験後の外観
(洗浄後)
アクシアZero3洗浄後の外観 silicolloy xvi洗浄後の外観 sus304洗浄後の外観 sus630洗浄後の外観 sus420j2洗浄後の外観 sus440c洗浄後の外観
硬度 HV HV 700 HV660 HV200 HV480 HV620 HV700
HRC HRC58.7 HRC57 - HRC45 HRC55 HRC58
  • 本資料に掲載された技術情報は、シリコロイやステンレス等の一般的な諸特性を説明するためのものであり、何ら保証するものではありません。
  • 材料や熱処理の差異、試験装置、試験条件、試験環境等によって記載された内容と異なることがありますので、予めご了承下さい。

浸漬試験の一例

試験溶液の濃度を調整後、各材質の試験片を耐水研磨紙で#400で調整。
室温で24時間浸漬し、精密天秤により試験前後の重量変化を測定・腐食度を計算いたしました。

200ppm 次亜塩素酸ナトリウム

01200ppm sodium hypochlorite
マルテンサイト系ステンレスあり
  • 本資料に掲載された技術情報は、シリコロイやステンレス等の一般的な諸特性を説明するためのものであり、何ら保証するものではありません。
  • 材料や熱処理の差異、試験装置、試験条件、試験環境等によって記載された内容と異なることがありますので、予めご了承下さい。
マルテンサイト系ステンレス除外
  • 本資料に掲載された技術情報は、シリコロイやステンレス等の一般的な諸特性を説明するためのものであり、何ら保証するものではありません。
  • 材料や熱処理の差異、試験装置、試験条件、試験環境等によって記載された内容と異なることがありますので、予めご了承下さい。

10000ppm 次亜塩素酸ナトリウム

0210,000ppm sodium hypochlorite
マルテンサイト系ステンレスあり
  • 本資料に掲載された技術情報は、シリコロイやステンレス等の一般的な諸特性を説明するためのものであり、何ら保証するものではありません。
  • 材料や熱処理の差異、試験装置、試験条件、試験環境等によって記載された内容と異なることがありますので、予めご了承下さい。
マルテンサイト系ステンレス除外
  • 本資料に掲載された技術情報は、シリコロイやステンレス等の一般的な諸特性を説明するためのものであり、何ら保証するものではありません。
  • 材料や熱処理の差異、試験装置、試験条件、試験環境等によって記載された内容と異なることがありますので、予めご了承下さい。

5% 硝酸

035% nitric acid
マルテンサイト系ステンレスあり
  • 本資料に掲載された技術情報は、シリコロイやステンレス等の一般的な諸特性を説明するためのものであり、何ら保証するものではありません。
  • 材料や熱処理の差異、試験装置、試験条件、試験環境等によって記載された内容と異なることがありますので、予めご了承下さい。
マルテンサイト系ステンレス除外
  • 本資料に掲載された技術情報は、シリコロイやステンレス等の一般的な諸特性を説明するためのものであり、何ら保証するものではありません。
  • 材料や熱処理の差異、試験装置、試験条件、試験環境等によって記載された内容と異なることがありますので、予めご了承下さい。

5% 硫酸

045% sulfuric acid
マルテンサイト系ステンレスあり
  • 本資料に掲載された技術情報は、シリコロイやステンレス等の一般的な諸特性を説明するためのものであり、何ら保証するものではありません。
  • 材料や熱処理の差異、試験装置、試験条件、試験環境等によって記載された内容と異なることがありますので、予めご了承下さい。
マルテンサイト系ステンレス除外
  • 本資料に掲載された技術情報は、シリコロイやステンレス等の一般的な諸特性を説明するためのものであり、何ら保証するものではありません。
  • 材料や熱処理の差異、試験装置、試験条件、試験環境等によって記載された内容と異なることがありますので、予めご了承下さい。

5% 塩酸

055% hydrochloric acid
マルテンサイト系ステンレスあり
  • 本資料に掲載された技術情報は、シリコロイやステンレス等の一般的な諸特性を説明するためのものであり、何ら保証するものではありません。
  • 材料や熱処理の差異、試験装置、試験条件、試験環境等によって記載された内容と異なることがありますので、予めご了承下さい。
マルテンサイト系ステンレス除外
  • 本資料に掲載された技術情報は、シリコロイやステンレス等の一般的な諸特性を説明するためのものであり、何ら保証するものではありません。
  • 材料や熱処理の差異、試験装置、試験条件、試験環境等によって記載された内容と異なることがありますので、予めご了承下さい。

耐孔食性

06Pitting corrosion resistance
マルテンサイト系ステンレスあり
  • 本資料に掲載された技術情報は、シリコロイやステンレス等の一般的な諸特性を説明するためのものであり、何ら保証するものではありません。
  • 材料や熱処理の差異、試験装置、試験条件、試験環境等によって記載された内容と異なることがありますので、予めご了承下さい。
マルテンサイト系ステンレス除外
  • 本資料に掲載された技術情報は、シリコロイやステンレス等の一般的な諸特性を説明するためのものであり、何ら保証するものではありません。
  • 材料や熱処理の差異、試験装置、試験条件、試験環境等によって記載された内容と異なることがありますので、予めご了承下さい。

耐食性(浸漬試験)のまとめ

アクシアZero3はオーステナイト系ステンレスおよび析出硬化系ステンレス相当、マルテンサイト系よりはかなり良好な結果になります。

各種浸漬試験のまとめ
No 腐食液 シリコロイXVIとの比較 全体
01 200ppm次亜塩素酸ナトリウム(NaClO) シリコロイXVI相当かやや良好 SUS630とオーステナイト系(SUS304,SUS316L)の中間レベル
02 10000ppm次亜塩素酸ナトリウム(NaClO) シリコロイXVI相当かやや良好 SUS630とオーステナイト系(SUS304,SUS316L)の中間レベル
03 5%硝酸(HNO3) シリコロイXVI相当以上 オーステナイト系(SUS304,SUS316L)より良好
04 5%硫酸(H2SO4) シリコロイXVIより良好 オーステナイト系(SUS304,SUS316L)より良好
05 5%塩酸(HCl) シリコロイXVI相当かやや劣るレベル SUS630とオーステナイト系(SUS304,SUS316L)の中間レベル
06 孔食試験(6%塩酸性塩化第二鉄溶液) シリコロイXVI相当かやや劣るレベル オーステナイト系(SUS304,SUS316L)より良好
  • 本資料に掲載された技術情報は、シリコロイやステンレス等の一般的な諸特性を説明するためのものであり、何ら保証するものではありません。
  • 材料や熱処理の差異、試験装置、試験条件、試験環境等によって記載された内容と異なることがありますので、予めご了承下さい。

孔食電位測定結果
(3.5%NaCl、RT)

アクシア Zero3はSUS304、SUS630相当レベル。
シリコロイB2(二相ステンレス)が最も良好という結果になりました。

孔食電位測定結果
No 材質 熱処理状態 熱処理条件 自然電位 孔食電位
10μA 100μA
01 SUS304 固溶化熱処理 1050℃×40min/WQ -0.142 0.054 0.169
02 SUS316L 固溶化熱処理 1060℃×40min/WQ -0.154 0.005 0.186
03 SUS403 焼なまし 870℃×840min/FC -0.438 -0.318 -0.243
04 SUS440C 焼入・焼もどし 1030℃×160min/急冷(真空熱処理)、160℃×2hr/AC -0.400 -0.238 -0.178
05 SUS630-H900 時効硬化熱処理 1050℃×54min/WQ、480℃×4hr/AC -0.076 0.056 0.107
06 シリコロイA2-AG480 時効硬化熱処理 1050℃/WQ、480℃×8hr/AC -0.402 -0.166 0.017
07 シリコロイXVI-DAG 時効硬化熱処理 200℃×2hr/AC、460℃×12hr/AC -0.274 0.034 0.100
08 AXSIA-Zero3-DAG 時効硬化熱処理 1050℃/WQ、200℃×2hr/AC、460℃×12hr/AC -0.215 0.030 0.162
09 AXSIA-Zero3-AG480 時効硬化熱処理 1050℃/WQ、480℃×8hr/AC -0.209 0.019 0.161
10 AXSIA-Zero3-AG520 時効硬化熱処理 1050℃/WQ、520℃×8hr/AC -0.240 -0.050 0.093
11 AXSIA-Zero3-AG550 時効硬化熱処理 1050℃/WQ、550℃×8hr/AC -0.253 -0.057 0.056
12 シリコロイB2(2相) 固溶化熱処理 1050℃×2hr/WQ -0.085 0.436 0.487
数値がプラス側の方が良好となります
  • 本資料に掲載された技術情報は、シリコロイやステンレス等の一般的な諸特性を説明するためのものであり、何ら保証するものではありません。
  • 材料や熱処理の差異、試験装置、試験条件、試験環境等によって記載された内容と異なることがありますので、予めご了承下さい。

グラフの使い方

グラフ上の操作

グラフ上で、マウス(モバイルではタップ)操作により、データ表示をコントロールできます。
比べたいデータだけを表示させると、熱処理条件による機械的性質など、それぞれの数値や傾向の比較がしやすくなります。
また、グラフ右上の「menu」ボタンをクリックすると、グラフの画面をモニター全画面表示にしたり、グラフを画像ファイルでダウンロードするメニューが表示されます。
ぜひ、製品比較の際の資料としてご利用ください。

値を確認
(ツールチップ)
データ点にマウスを合わせると(スマホでは、指でタッチ)、その点の値や系列名をポップアップで表示します。
系列の表示/非表示
凡例の項目をクリック/タップすると、その系列の表示を切り替えられます。
(折れ線グラフのみ)

グラフ表示・データのダウンロード

グラフ右上の「menu」ボタンをクリックすると、表示されます。

全画面表示・印刷
メニューの「Fullscreen 表示」で全画面に切替、「グラフを印刷」でブラウザの印刷ダイアログを開きます。
画像として保存
PNG/JPEG/PDF/SVG 形式で、現在のグラフをダウンロードできます。
データの取得
CSV/XLS でデータを保存したり、「Data表を見る」でグラフ下部にHTMLテーブルとして表示できます。
出力内容について
凡例のON/OFFなど、画面上の状態が画像・PDF・データ出力にも反映されます。
メニューの場所
グラフ右上のmenuボタンから各種ダウンロードや表示切替を利用できます。
PDF生成の注意
PDFの作成ができない場合は、オフラインエクスポート用モジュールの有効化やブラウザ設定をご確認ください。

著作権・商標

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