Heat Treatment Defines Prototyping
試作の鍵は、熱処理条件にあり
熱処理技術は素材の価値を最大限に引き出すための、とても重要な工程になります。
シリコロイラボでは、析出硬化系ステンレスの熱処理(時効硬化熱処理)を中心に、様々な熱処理をご提案します。
アクシア・析出硬化系シリコロイ・SUS630等の析出硬化系は用途に合わせた様々な熱処理パターンがあり、
特に試作開発時の条件出しが重要になります。
試作品の条件出し・複数条件・微小形状・少量多品種・真空焼入れ(高速冷却)・焼もどし・真空時効処理など、お気軽にご相談ください。
熱処理で解決できる提案例
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析出硬化熱処理(大気時効処理)
- 課題例
- 時効硬化熱処理の熱処理条件の種類が多く、熱処理条件の選定が難しい
- 提案例
- 目的に合わせた熱処理条件を提案(硬度優先、靭性優先など)いたします。
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析出硬化熱処理(真空時効処理)
- 課題例
- 大気時効の場合、金色・茶色・青色などのテンパーカラー(薄い酸化スケール)が付着します。外観の問題や腐食発生の起点になる可能性がある場合がある
- 提案例
- 真空時効処理により、テンパーカラーの付着を防止します。
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局部高硬度化技術
- 課題例
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析出硬化熱処理(真空時効処理)の場合、素材全体に熱処理がかかる。
一般的な熱処理条件では、硬度と靭性の両立はできない。 - 提案例
- 過時効処理(620~650℃/AC)、局部的固溶化技術(高周波固溶化、レーザー固溶化)、時効硬化熱処理の併用で、必要な箇所のみを高硬度化することが可能。 設計の自由度が向上し、新たな部品設計につながります。
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少量多品種から量産品まで対応可能
- 課題例
- 一般的な熱処理メーカーの場合、析出硬化熱処理(時効処理)はSUS630の熱処理条件が主なため、特殊な熱処理条件(温度、時間)の対応が難しい。
- 提案例
- 当社は常にアクシア、シリコロイの特殊な熱処理条件で対応しています。小型の熱処理炉から対応できますので、試作品・少量多品種から比較的安価で対応致します。量産時は当社のネットワークでもご対応致します。
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真空熱処理(高速窒素ガス冷却)
- 課題例
- 真空熱処理の場合、窒素ガス冷却での冷却速度が遅いのが一般的です。そのため、焼入れ後の硬度が不安定という課題や、固溶化熱処理での急冷効果が低いという課題があります。
- 提案例
- 特殊設計の熱処理炉を保有する熱処理メーカーで、高速窒素ガス冷却が可能なため、マルテンサイト系ステンレスの硬度安定化や3Dプリンター製品、オーステナイト系ステンレスの固溶化熱処理が可能です。 (当社ネットワーク)
Capabilities & Scope
対応スペックと範囲
設計要求に合わせて、最適条件をご提案析出硬化系ステンレスの析出硬化熱処理(時効硬化熱処理)の使い方をご提案いたします。また真空焼入れ(高速窒素ガス冷却)など、特殊な熱処理もご相談ください。
熱処理対応スペックとサービス範囲
- 熱処理可能な材料例
- 析出硬化系ステンレス(アクシア、シリコロイ、SUS630等)、マルエージング鋼、マルテンサイト系ステンレス(SUS420J2、SUS440C等)、他
- 対応可能な熱処理方法
- 析出硬化熱処理(大気炉・真空炉)、固溶化熱処理(大気炉水冷、真空炉高速冷却)、真空焼入れ(高速窒素ガス冷却)・焼戻し(大気)、他
- その他
- 少量多品種~ロット単位(チャージ)でのご対応、熱処理検査表の発行、硬さ試験(試験片、可能な形状の場合は実体)の実施
Case Example
実績の一例
難しそう…の一歩先へ。析出硬化系ステンレスの熱処理の実績豊富です
以下の表はアクシア・シリコロイ、その他鋼材の熱処理の一例になります。試作開発や製品化の際のご参考にしてください。
| No | 材質例 | 熱処理条件例 | Point | |
|---|---|---|---|---|
| 分類 | 熱処理条件 | |||
| 01 | シリコロイA2 シリコロイXVI アクシアZero3 |
固溶化熱処理(大気炉) | 1050℃±20℃/WQ | 小型品・少量多品種から対応可能。長尺品の場合、矯正加工も可能です(形状はご相談)。 |
| 02 | シリコロイA2 シリコロイ XVI アクシアZero3 SUS630 マルエージング鋼 |
時効硬化熱処理(大気炉) | DAG:200℃×2hr+460℃×12hr/AC | 小型品・少量多品種から対応可能。熱処理条件(温度・時間)は調整可能です。金属3Dプリンティング品(金属積層造形)の応力除去(ベースプレート付き)なども可能です。 |
| AG480(H900):480℃/AC | ||||
| AG520:520℃/AC | ||||
| AG550(H1025):550℃/AC | ||||
| AG580(H1075):580℃/AC | ||||
| AG620(H1150):620℃/AC | ||||
| AG650:650℃/AC | ||||
| 03 | オーステナイト系ステンレス 析出硬化系ステンレス |
固溶化熱処理(真空炉) | 1020℃~1030℃/GC | 小型品・少量多品種から対応可能(混載処理になります)。真空固溶化は冷却速度が速いことが特徴的です。 |
| 04 | シリコロイA2 シリコロイ XVI アクシアZero3 SUS630 マルエージング鋼 |
時効硬化熱処理(真空炉) | DAG:200℃×2hr+460℃× 12hr/AC | 真空炉のため、バッジ処理(チャージ貸し切り)になります。熱処理条件(温度・時間)は調整可能です。熱処理でのテンパーカラー(薄い酸化スケール)の付着を防止できます。金属3Dプリンティング品(金属積層造形)の応力除去(ベースプレート付き)なども可能です。 |
| AG480(H900):480℃/AC | ||||
| AG520:520℃/AC | ||||
| AG550(H1025):550℃/AC | ||||
| AG580(H1075):580℃/AC | ||||
| AG620(H1150):620℃/AC | ||||
| AG650:650℃/AC | ||||
| 05 | SUS440C SUS420J2 |
真空焼入れ・真空焼もどし (オイルテンパー) |
1020℃~1030℃/GC、 180~200℃/オイルテンパー |
真空焼入れでの冷却速度が速いことが特徴的です。 |
| 06 | SUS440C US420J2 |
焼入れ(真空炉)・焼もどし (大気炉) |
1020℃~1030℃/GC、500℃×2hr/AC、 480℃×2hr/AC |
真空焼入れでの冷却速度が速いことが特徴的です。焼もどし温度の調整は可能です。焼もどしは大気炉のため、テンパーカラーが付着します。 |
| 07 | シリコロイXVI アクシアZero3 |
時効硬化熱処理(大気炉) | 380℃×4hr/AC 、480℃×4hr/AC、他 | 長尺品(φ20~30×3000㎜程度)の熱処理実績あり、歪み防止のため、縦型熱処理炉にて実 施。熱処理条件(温度・時間)は調整可能です。 |
How It Works
ご依頼から完了まで
伴走型支援でサポートシリコロイラボでは、材料販売、ご希望の形状にあわせた鍛造品や半製品の製作、試験片の加工、各種熱処理、そして摩擦摩耗試験や各種試験に至るまで、工程ごとのご依頼はもちろん、開発フェーズや課題に応じたプロセス全体のご提案も可能です。
当社はシリコロイやアクシアの新素材の合金設計・材料開発から素材の製造、熱処理開発、用途開発を通して一貫したサービスを構築しました。
それらのノウハウを活かしてお客様の様々な開発をサポート致します。
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01お問い合わせ・ご相談お客様のご質問、課題、ご要望などについて、お問い合わせフォームやメールよりご連絡いただきましたら、当社で検討・調査した上でご回答、ご提案いたします。
お気軽にお問い合わせください。 -
02お見積のご依頼材料、熱処理、加工、半製品、試験片、摩耗試験・各種試験など、ご希望の工程や内容をご相談の上、御見積を検討致します。
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03お打ち合わせ詳細なお打ち合わせをご希望の方はWebでのお打ち合わせ、ご訪問でのお打ち合わせを調整いたします。
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04ご注文・納品ご注文書の発行、お取引条件・納期のご確認など。
納品完了までしっかりサポートいたします。
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